かかとケアの正しい方法は?絶対やっちゃダメなことは?

夏が近づき、そろそろ素足で過ごすことも多くなる季節ですね。そんな時に気になるのが「かかと」!

冬の間はどうもケアを怠りがちで、ガサガサでひび割れてる〜なんて方も多いかもしれません。そこで今回は、これまで何百人とフットケアをしてきたネイリストが「正しいかかとケアの方法」をご紹介します!

かかとケアに良いと思ってたアレコレが実は逆効果かも…オススメのかかとケア方法を知って、ツルスベかかとを手に入れちゃいましょう。

かかとがガサガサになる理由とは

まずはなぜかかとが乾燥したりガサガサになったり割れたりするのか、その理由から見てみましょう。

ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーとは、一定のサイクルで肌が新しく生まれ変わること。

このターンオーバーは加齢や、体内の代謝の過程において様々な成分と反応し過剰になると細胞傷害を引き起こす「活性酸素」などが原因となり正常に働かなくなります。

すると肌が上手に生まれ変われず角質細胞が溜まり、かかとが厚くなったり硬くなったりしてしまいます。

乾燥

人間の体には「皮脂腺」と呼ばれる器官があります。これは皮脂を分泌する器官で、水分の蒸発を防ぎ皮膚のうるおいを守る役割があるのですが…かかとにはこの皮脂腺がありません

そのためかかとは肌の水分が蒸発しやすい=乾燥しやすいんです。

刺激や摩擦

足の裏は歩いたり走ったり、なにかをする時に絶対使う部位ですよね。

その刺激や摩擦によって、かかとは「この刺激・摩擦に耐えられるようにもっと強くならなければ!」と角質をどんどん作ってしまうんです。

女性はかかとに負荷のかかる高いヒールを履く方も多く、そういう方はかかとの角質が厚くなる傾向にあります。

正しいかかとケアの方法

かかとがなぜガサガサしたり厚くなったりひび割れてしまったりするのか、その理由が分かったところで正しいかかとケアの方法を見ていきましょう。

化粧水のあとに保湿クリームを塗る

先ほども言ったとおりかかとは乾燥しやすい部位。かかとも肌の一部ですので、保湿クリームの前にまずは化粧水を塗ってあげてください。

また、保湿クリームはちょっと高めですが「ターンオーバーを促進するタイプ」がオススメです。例えばこういうの⇓

もちろんこういうクリームを使うのがベターではありますが、いま顔に使っている化粧水とクリームでもOKです。まずはどんなものでも良いので、かかとに化粧水とクリームを塗る習慣をつけましょう!

かかとケア用の靴下を履いて寝る

化粧水とクリームを塗ったら、かかとケア用の靴下を履いて寝ましょう。

靴下を履いて寝ると良くないと言われることもあるので一長一短ではあるのですが、クリームの成分を逃さず浸透させることができるのでオススメです。

また上で紹介したようなかかとケア用靴下はかかと部分に保湿ジェルやオイルが含まれているので、さらに保湿をすることができます。

靴を見直す

先ほども言ったとおり、かかとは刺激や摩擦で角質を作り出します。足に合っていない靴や、ヒールの高い靴などはなるべく履かないのがベストです。

かかとケアでやってはダメなこと

続いてこれだけはやらない方が良いかかとケアをいくつかご紹介します。

やすりで削る

かかとケアと言えば一番に思い浮かぶやすりで削る方法ですが、残念ながら根本的な改善にはなりません。

自分でやすりで削ってしまうと必要な角質まで削ってしまい、先ほど言った通り「さらに硬く強い角質」が作られる原因となってしまいます。

ネイルサロンやエステサロンのフットケアでは角質をやすりで削るメニューもありますので、「とりあえず今キレイなかかとになりたい!」という方はぜひ必要な知識を持ったネイリストやエステティシャンの施術を受けてくださいね。

ピーリング系のパックを使う

さすがに特定の商品名は出せないんですが、「履くだけで簡単にかかとケア!1時間足を浸けておくだけ!使用後5〜7日後に角質が剥がれ始めます!剥がれたあとはツルスベかかとに!」というピーリング系のかかとケア商品、よく見かけると思います。

ネットでももちろん売っていますし、ドラックストアなんかにも置いてありますよね。

これ…絶対に使わないでください!

独立行政法人 国民生活センターにも「足の裏の角質を剥がし、すべすべにするとうたった靴下状のフットケア商品で化学やけどや痛みを負った」と事故情報が寄せられ、注意喚起をしています(詳しくはこちら)。

私も実際に「ピーリング商品を使ったあと、痛みで歩くのも辛かった」と何人もの人から聞きました。

怪我をしてしまう可能性があること、そしてもし成分的に安全な商品で上手くピーリングできたとしてもその後「より強くて硬い角質」が作られることを考えると使うメリットはゼロです。

かかとケアは保湿が命

ということでかかとがガサガサになってしまう理由、そしてかかとケアの正しい方法をご紹介しました。

ガサガサ具合にもよりますが、今からかかとケアを始めれば夏真っ盛りの時にはサンダルでも怖くないかかとになるかも…!ぜひ今日から始めてみてくださいねッ。

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