せっかくネイルを綺麗にしても、指にささくれがあると台無し…ですよね。見た目も良くないし痛いし、できるだけささくれなんて作りたくないもの。
そこで今回は、15年間家事をしながらも一切ささくれが出来てない現役ネイリストがささくれの原因と治し方、予防方法をご紹介します!
ささくれとは
そもそもささくれ(さかむけ)とは、主に手の爪の周りの皮膚や角質が細かく裂けてめくれあがる皮膚の病気のこと。
手を洗ったり、洋服に引っ掛けたり、ふいに触れてしまったり…小さな傷なのに驚くほどの痛みを感じます。
ささくれの原因は
ささくれの原因はいくつかあります。
湿度の低い時期による乾燥
ささくれの最も大きな原因は乾燥。そもそも皮膚は、
- 皮脂腺から分泌される皮脂
- 汗腺から分泌される水分
の2つが混ざりあって「皮脂膜」ができ、皮膚の表面が守られています。
しかし例えば冬の乾燥する時期は肌の水分が失われ、皮脂膜が十分に作られなくなってしまいます。
そうするとカサカサするだけでなく、爪の周りのような弱い皮膚は裂けてしまい、ささくれができる…というわけですね。
お湯や洗剤による乾燥
冬という湿度の低い時期だけでなく、お湯や洗剤を使うことによっても乾燥は進みます。
というのもお湯は水分の蒸発を通常よりも早く、そこに石鹸や洗剤を加えると脂分も洗い流してしまいます。
水分も脂分もなくなったら…先ほども言った通り皮脂膜が上手く作られず、やはりささくれの原因に。
ネイルリムーバーによる乾燥
ネイルポリッシュ(マニキュア)をオフする時に使うリムーバーや、ジェルネイルをオフする時に使うジェルリムーバーも乾燥させる原因の1つです。
爪だけにリムーバーをつけようと思っても、どうしてもその周りの皮膚についてしまいますよね。リムーバーには「アセトン」という成分が含まれており、これが乾燥を急激に進めてしまうんです。
生活リズム
乾燥以外のささくれの原因は食べ物や生活サイクルなどによるもの。
皮膚はタンパク質で出来ており、バランスの良い食事や早寝早起きなどの生活サイクルが健康な皮膚を作ります。
ジャンクフードなど栄養が偏っている食事ばかりだったり睡眠時間が足りなかったりするとささくれの原因となるでしょう。
ささくれの予防方法
原因が分かったところでささくれの予防方法を見てみましょう。
保湿する
ささくれを予防するにはなんと言っても保湿が大事!
保湿するにはハンドクリームでももちろん良いですが、ハンドクリームよりも粒子の細かいキューティクルオイル(ネイルオイル)がオススメです。
水を使ったあとや寝る前などに塗るようにしましょう。
ちなみに…寝る前にキューティクルオイル→ハンドクリームの順番で塗り、手袋をしてから寝ると次の日の朝驚くほどしっとりしますよ。手を綺麗に見せたい時はぜひお試しあれ(∩´∀`)∩
ゴム手袋を使う
食器洗いなどお湯を使う時はゴム手袋をするのも手。
もしゴム手袋が出来ない時は、洗い終わったあとにキューティクルオイルで保湿してあげましょう。
ネイルチェンジは一定の期間をあける
ネイルリムーバーで乾燥させないため、頻繁にネイルチェンジをするのはやめましょう。ジェルネイルなら最低でも3週間、ネイルポリッシュなら1週間はあけてくださいね。
また、オフしたあとは必ずキューティクルオイルで保湿してあげてください。
ささくれの治し方
どれだけ予防していても万が一ささくれが出来てしまったら…治し方を見てみましょう。
ニッパーや爪切りなどで根本から切る
ささくれが出来てしまったらそのまま放置しておくのはNG。バイ菌が入り化膿してしまうこともあります。
ささくれが出来たらニッパーや爪切りなどを使ってささくれの根本からカットしてしまいましょう。
保湿する
カットできたらハンドクリームやキューティクルオイルで保湿します。
もし水仕事の際に痛みを感じる場合は保湿してから絆創膏などでガードしてあげてください。
まとめ
以上、ささくれの原因と治し方、予防方法をご紹介しました。
- ささくれの主な原因は乾燥
- ハンドクリームやキューティクルオイルで保湿する
- もしささくれが出来てしまったらニッパーなどで根本から切って保湿する
最後になりますが、ささくれは放置しないこと。そして絶対に指で剥かないようにしてください。痛みがひどくなり治りも遅くなってしまいます。
これからの時期はどんどん湿度が下がり空気が乾燥してきます。ささくれ知らずの手を目指して保湿を忘れないようにしてくださいね!