ネイルサロンへ行くよりも安く出来るし、ネットで必要な情報は得られる時代だし…とセルフネイルをやっている方も多いですよね。
本ブログでもセルフでジェルネイルをやる方に向けて情報を発信していますし、セルフネイラーの皆さんのお役に立てれば幸い…なのですが…。
最近TikTok等のSNSを見ていて「セルフネイルをする上で、これだけはやらない方が良い」とネイリストの立場からぜひ注意を促したいことがあるんです。
それが甘皮処理とマシンの使用。1つずつ詳しく解説しますね。
甘皮処理
セルフネイルでやってほしくないこと、まずは甘皮処理について。
なぜ甘皮処理をやらない方がいいのか
ジェルネイルの工程はこちらの記事で詳しくご紹介していますが、
- 下準備
- ジェルの塗布
- 仕上げ
の3工程に分けることができ、下準備のうちの1つである「甘皮処理」はジェルネイルの仕上がりや持ちに大きく関係する重要な工程です。
甘皮が残っているとそこにジェルがのってキューティクルラインの仕上がりがガタガタになったり、すぐ浮いてきてしまう原因となってしまうんですね。
なのでジェルネイルをする上で甘皮の処理は欠かせない工程なのですが、セルフネイルではネイルサロンでやるような甘皮の処理は大変危険です。
というのも、ネイルサロンで甘皮処理に使うのは「メタルプッシャー」と「キューティクルニッパー」という道具なのですが、ネイリストはこの2つの道具を使うためにめっっっっちゃくちゃ練習しまくっています。
甘皮処理はネイリストの基本なのですが「何事も基本が一番難しい」と言うように、メタルプッシャーとキューティクルニッパーの使い方はネイルスクールでかなりの時間を割いて教えてもらいますし、自主練も相当な時間を積んでいます。
メタルプッシャーは甘皮を押し上げる角度を間違えると爪や甘皮を傷つけて流血したり、次に生えてくる爪がボコボコに…なんてことになりかねません。
そしてキューティクルニッパーは刃物ですので、切っちゃいけないところを切ってしまうと…あとはご想像通りです。
また、ネット上ではメタルプッシャーやキューティクルニッパー以外に甘皮の処理ができる道具として先端が2つに分かれた「甘皮カッター」というような商品も売られていますが、これは本当に危険だと思います。
私自身実際に使ったことはないのですが、ああ言ったもので甘皮の処理が綺麗にできるとは思えません…。危なすぎる!
その代わりにできること
メタルプッシャーやキューティクルニッパー、甘皮カッターを使わなくても十分甘皮は綺麗になるのでご安心ください。
必要なのはウッドスティックとコットン、そしてガーゼの3つだけです。爪がある程度伸びている人はウッドスティックとコットンも必要ありません!
ではやり方をご説明しますね。まずお風呂の湯船に入って、十分に手をふやかしましょう。
そうしたら自分の爪(爪が伸びていない人はウッドスティックにコットンを巻いたもの)を使って、甘皮を上に押し上げます。
爪にこびりついた甘皮が全部押し上げられたらガーゼを親指に巻いて水に濡らし、押し上げられた甘皮を掃除するようにグリグリと綺麗にします。
これだけでOK!十分綺麗だと思いませんか?
もちろんネイルサロンでの甘皮処理とは違いますが、セルフネイルでやるなら十分。
メタルプッシャーやキューティクルニッパーで怪我をしてしまったらジェルネイルも楽しめなくなってしまいますからね…。
お風呂の時間に甘皮処理、ぜひやってみてください!
マシンの使用
続いて2つ目、マシンの使用について。
なぜマシンを使用しないほうがいいのか
こちらも最近SNSでよく見かけるのですが…どうやら100均にネイルケアマシンが売られているようなんですよね(白目)。
これはネイリストからすると本当に怖いこと。というのもマシンはネイリストですら「苦手」と使わない方もいるんですよ。
マシンの使い方はネイルスクールで教えてくれますがそれだけでは技術習得が難しく、ほとんどのネイリストがセミナーに通って習得しているはずです。そのぐらい、扱いにかなりの技術が必要とされるものなんです。
機械なので少し触れただけで爪が削られますし、その絶妙な力加減や動かし方は技術はもちろん経験も必要。ビットも専用のものを使い分けなければならないので知識も必要とされます。
マシンを使わなくてもジェルネイルはできるので、セルフネイルではマシンは使わないことを絶対に絶対に絶対にオススメします!
その代わりにできること
マシンを使わず、ファイルを使えばOK。手に感触が伝わってくるのでどの程度爪が削れているか分かりますし、扱いも簡単です。
ネイルの危険性も知ろう
TikTokやInstagramを見ていると「本当にネイリストじゃないの!?」と思うような技術を持つ方も多いですし、斬新なアイデアにびっくりさせられることも多々あります。
反面「その道具はそう使うんじゃないのよー(汗)」「その手順じゃすぐ取れちゃうな」「ああーそれは違う!!!」なんて思うことも同じくらい多くあるんですよね…。
その中でも今回は「危険だからやめたほうが良い」に絞って、甘皮処理とマシンの使用についてご紹介しました。
楽しいセルフネイルで怪我をしないためにも、甘皮処理とマシンの使用は一度「使うにあたって技術・知識は足りているか」を考えてみてくれると嬉しいです。
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