「爪にネイルポリッシュ(マニキュア)やジェルを塗ると、なんだか息苦しく感じる」「爪は呼吸しているから、自爪でいるのがベスト」なんて話、一度や二度聞いたことがありますよね。
実際、爪って呼吸しているんでしょうか?今回は、昔からの疑問をサクッと解決したいと思います!
爪は呼吸しているの?
爪は呼吸しているのか、結論から言うと…
爪は呼吸していません。
しかし「ネイルポリッシュを塗ると息苦しく感じる」というのも間違いではないんです。「え?呼吸していないのに息苦しさを感じるってどういうこと?」とさらに疑問が深まってしまったので、もう少し詳しく見てみましょう。
爪は死んでいる?
爪は硬いので骨の一種と思われている方もいるかもしれませんが、実は爪は皮膚の一種(皮膚の付属器官)です。
爪は「爪母」と言われる爪の根元部分で作られ、押し出される形で伸びていきます。
爪は皮膚と同じく「ケラチン」というタンパク質でできていますが、爪の細胞は爪母で作られてすぐに死んでしまいます。
そのため、目に見える爪=すでに死んでいる状態。
爪に亀裂が入ったり傷がついても修復されないのは、死んでいて新陳代謝していないから。死んだ状態では呼吸しないので、爪は呼吸していないというわけですね。
なぜ息苦しく感じる?
爪は死んでいるから呼吸はしていないと分かりましたが、ではなぜ息苦しさを感じるのでしょうか。
実はネイルポリッシュ(マニキュア)やジェルネイルは、乾燥(硬化)する過程でわずかながら爪が収縮します。その収縮により爪が引っ張られていることに違和感を覚えている可能性があります。
また、爪は呼吸していませんが爪の表面からは水分が蒸発しています。
ネイルポリッシュやジェルネイルを塗るとその蒸発量が少なくなる=爪の水分量が増える、ということでそこに圧迫感があることも考えれます。
息苦しさはどうすればなくなる?
爪は呼吸していないので、感じている息苦しさは圧迫感や違和感です。
これら違和感や圧迫感は、ネイルポリッシュを久しぶりに塗った時やジェルネイルを初めてやった時など「爪に何かを塗る」ということに慣れていない時に感じやすいもの。
ある程度の期間続けてやっていれば徐々に慣れてくるので、違和感や圧迫感がなくなっていきますよ。
まとめ
以上、「爪は呼吸しているの?」についてご紹介しました。
- 爪は呼吸していない
- 爪は皮膚の付属器官
- 爪は死んでいる
- 感じる息苦しさは違和感や圧迫感
- ネイルポリッシュ(マニキュア)やジェルネイルをある程度の期間やり続ければ違和感や圧迫感はなくなる
疑問の解決の手助けになれば幸いです!