ohoraやジェラートファクトリーなど、自分で簡単に付けられる上に本物のジェルネイルのような光沢や持ちが得られる「ジェルネイルシール」が最近流行っています。
本ブログでも何度かご紹介していますが、今回はそんなジェルネイルシールの新星「ZINIPIN(ジニピン)」を徹底レビュー!
付け方は?仕上がりは?持ちは?実際どうなのよ?と現役ネイリストが試してみましたよッ。
ZINIPINとは
ZINIPIN(ジニピン)は、ohoraやジェラートファクトリーと同じ韓国のジェルネイルシール。

以前はただ貼るだけのネイルシールのみだったのですが、貼ったあとにUVライト(LEDライト)で硬化させるジェルネイルシール「GELLIGHT」を開発し人気が上昇。さらに2020年冬に日本の楽天市場店をオープンし、そこから少しずつ知名度が上がったようですね。
既存のohoraやジェラートファクトリーと同じく本物のジェルネイルのような光沢や持ち、クオリティがウリのようですよ。
※ZINIPIN楽天市場店では「UVライトで硬化させないタイプのネイルシール」も販売されています。今回レビューするのはUVライトで硬化させるタイプの「GELLIGHT」なので、間違えて購入しないようご注意ください。
ZINPINネイルのメリット
ohoraやジェラートファクトリーと同じようなメリットとはなりますが、ZINIPINのメリットを見ていきましょう。
ジェルネイルより安い
ZINIPINの最大のメリットはジェルネイルより安いことでしょう。
ZINIPIN JAPAN 楽天市場店を見てみると、ジェルネイルシール24枚入りのタイプと36枚入りのタイプの2種類が販売されています。24枚入りのタイプは
- 1,479円
- 1,740円
という価格帯、そして36枚入りタイプは
- 1,683円
- 1,980円
- 2,060円
という価格帯となっていました。
さらにジェルネイルシール2つとミニライトがセットになったスターターキットも販売されており、こちらはなんと3,580円。ohoraやジェラートファクトリーでもライトが付いたスターターキットはありましたが、その中でも非常に手頃な価格です。
(※記事中の価格はいずれも記事執筆2021年1月時点のものです)
自分でできる
ネイルサロンに行く時間がない方にとって、自分で綺麗なネイルができちゃうというのはメリットですよね。
後ほど詳しくご紹介しますが、わたしの場合は(現役ネイリスト)で、下準備から完成までかかった時間は片手5本で約30分でした。
クオリティが高い
本物のジェルネイルのような仕上がりや持ちがウリなので、もし本当にそうだったとしたら間違いなくメリットになります。
…が、そこは実際に付けてみないと分かりません。本記事にて詳しく実際に付けた工程と完成写真を掲載していますので、そちらをお見逃しなく!
ZINIPINのデメリット
ちょっとしたデメリットも。
デザイン性は高いが…
ネイルサロンでやってもらうジェルネイルはデザイン無限大ですので、それと比べると可哀想なのですが…そこまでデザインが豊富!というわけではありません。
ただ個人の感想ですが、ohoraやジェラートファクトリーよりはデザイン性は高いという印象です(※あくまで個人の感想です。大事なことなので2回言いました)。
韓国のメーカーですが「日本の流行りのデザインをを良く勉強しているなぁ」と感じました。
ミニライトは値段相応っぽい
さきほど「ライトが付いたスターターキットが安い」とお伝えしましたが、やはりライトは値段相応とも言えるかもしれません。

UVライトなのかLEDライトなのかも分からずワット数も書かれていないので憶測になってしまうのですが、「ZINIPINのみで使える」と思っていた方がいいかも(普通のジェルネイルが硬化するほどワット数は高くなさそう)。
ライトを持っていない、今後普通のジェルネイルはやらない、ZINIPINを硬化させられればOK!という方にはもちろんOKですが、今後もしかしたら普通のジェルネイル用にも使うかも…という方は別のUVライト(LEDライト)を使うことをオススメします。
※購入された方からZINIPINライトの情報お待ちしています!
ZINIPINの購入から到着まで
ZINIPINは「ZINIPIN JAPAN 楽天市場店」で購入することができます。
購入したZINIPINは
わたしが今回購入したZINIPINは36枚入りの「CC00022」。

※同じデザインのものはすでに売切・欠品・販売終了の可能性があります。また価格が異なる場合もありますのでご注意ください。
天然石風ニュアンス、シェル、ミラーなど日本で人気のデザインが盛り込まれていて色も可愛い!めちゃくちゃ好みのデザインですw 価格は1,980円(送料無料)でしたよ。
注文から到着まで
わたしがZINIPINを楽天市場店で注文(クレジットカード払い)してから届くまで、以下のような日程でした。
- 注文日時:1月13日(水)18時25分
- 注文確定のメール:14日(木)12時00分
- 発送完了のメール:14日(木)17時00分
- 商品到着:15日(金)15時00分ごろ
ちなみに発送は東京都小平市から。日本郵便のゆうパケットで配送されました。
ZINIPINを開封
ZINIPINはゆうパケットで届いたのでポストの中に入っていました。
開けると注文したZINIPINと説明書が。ZINIPINは韓国のネイルシールですが変な文章もなく読みやすい説明書です。
さてZINIPINがこちら。「GELLIGHT」と書いてありますね。
裏面は韓国語と日本語で注意点などが書かれています。
中には黒いケースが入っていて…、
開けるとZINIPINのネイルシールの他、説明書、ネイルクレンザー、ファイル、ウッドスティックが同梱されています。
写真通り可愛い!つけるとどうなるのか楽しみです(´∀`*)
ZINIPINの付け方と必要なもの
それではさっそくZINIPINを付けていきます。その前に必要なものをチェック!
ZINIPINを付ける時に必要なもの
- ZINIPINのジェルネイルシール
- ファイル(ZINIPINに付属されているものでOK)
- プレプライマー(ZINIPINに付属されているネイルクレンザーでOK)
- ピンセット
- UVライト
- スポンジバッファー
ZINIPINの付け方
ではさっそく付けてみましょう。今回わたしはジェルネイルをオフしてから付けているので、表面は軽くサンディング(ファイルで傷つけている)されている状態です。
のちほどZINIPINを貼ったあとに自爪を整える工程があるので、この時点での自爪は想定している仕上がりよりも長めにしておきましょう。
まずはプレプライマー(付属のネイルクレンザーでOK)を使って爪の油分を除去。
プレプライマー(クレンザー)が乾くまで爪に合うサイズのZINIPINを選びます。
ここが仕上がりに影響する重要ポイント!必ず爪の端から端まで当ててちゃんとサイズを見てくださいね。爪より大きいものより小さいものを選びましょう。
決まったら上に貼ってある透明のシールを剥がし、
ピンセットを使って台紙から剥がします(※ピンセットの使用はZINIPIN公式では触れられていませんが、粘着部分に触れて指の油分や水分がつくと持ちが悪くなるのでピンセットを使うことをおすすめします)。
キューティクルから1mmほど間隔をあけ、爪の端の方から少しずつくっつけていきます。慎重に!
指の腹を使ってこすり密着させます。爪を立ててこするとZINIPINに傷がついてしまうので指の腹でやさしく密着させましょう。
ZINIPINは固めのシールなので、やりすぎかも?というぐらい時間をかけて密着させるのをオススメします!
ウッドスティックでこすってもOK!先端は立てず面でこすりましょう。
余った部分をファイルを使って削り落とします。長過ぎたらまずは爪切りで短くして、ファイルを使うとやりやすいですよ。
ファイルは上から斜め45度下に向かって動かすと削り落としやすいです。往復がけはせず、かならず一方方向から。自爪の形はここで最終仕上げしましょう。
長さを整えたらUVライト(LEDライト)で60秒ほど硬化。
最後にスポンジバッファで爪の先端のザラザラをなめらかにして完成です(※これもZINIPIN公式ではアナウンスされていませんが、肌触りを良くしたり持ちを良くするために必ずやっておきましょう)。
ということで完成したのがこちら!可愛い!
両手の完成にかかった時間は1時間ほどでした。
ZINIPINの仕上がり
強度的には十分。普通のジェルネイルとほぼ同じと思って大丈夫です。
細部を見るとキューティクルやサイドに隙間が出てしまうのはネイルシールの宿命ですね…これはしょうがない。
ZINIPINは24枚入りと36枚入りの2種類がありますが、サイズが豊富という点で絶対に36枚入りがオススメです。
価格も数百円しか変わらないですし、失敗してもやり直せる、うまく使えば2回分使えることもある、という点で36枚入り一択!
ZINIPINの持ちは
さて、大事な「持ち」ですが、実際にZINIPINを付けたまま生活してみます。ちなみに、わたしは普段ジェルネイルを長持ちさせるために
- なるべく爪の先端を使わない
- 洗髪は指の腹で
- 食器洗いはなるべくゴム手袋を装着
という点に気をつけて(というかもはや身についている)生活しています。
大体3週間〜1ヶ月で付け替えをしていますが、その間ジェルネイルが浮くことはありません。ごくまれに右手中指の根本側が少し浮くことがありますが、その他の指はまったく浮きません。
※一般的に右利きなら右が、左利きなら左が浮きやすいと言われています。
以上の前提で、ZINIPINの経過を観察します!
付けてから1日目の夜
お昼頃にZINIPINを付け、洗濯やお風呂を終えたその日の夜。
特に変わりありませんと言いたいところなんですが…お風呂上がりに髪を乾かしてたら「引っかかるな」と感じ、見てみたら右手の小指が浮いていました…ウッソだろ…。
さらに他の指もじっくり見てみたところ、左手の人差し指の根本も浮いてるーーー。
左手中指に関しては先端が浮いていました…ナンテコッタイ/(^o^)\
かなり時間をかけて入念に密着させましたし、ohoraやジェラートファクトリーなど他のネイルシールではこんなに早く浮くことはなかったので驚いています。うーむ…。
付けてから2日目
2日目には浮きだけでなく欠けも(´Д⊂
確かにクッションカバーを洗濯しようと中のクッションを取り出すために爪の先端を使ったには使ったんですが…まさか欠けるほどとは思っていなかったので正直びっくりです。
そしてその夜、お風呂に入ったあとには…右手中指のライフはもうゼロよ…。
左手人差し指も根本だけでなく先端からも浮いてきてしまいました。
まだ2日目なのでもう少し様子見しますが…これは検証終了が早そうな予感。
付けてから3日目
朝、見てみると今まで浮いていなかったところも浮いてきていました。右手親指、人差し指、左手小指。
いまのところ無事なのは、左手親指、薬指、右手薬指の3本のみ。いや〜厳しい…。
付けてから4日目
左手親指も脱落です。強くぶつけたような記憶はないのですが…。
そして中指も浮いてた先端から剥がれてしまいました。
付けてから5日目
ということで5日目でこんな状態です。左手。
右手(親指、絵の具がついちゃってます)。
一言でいうと…ボロボロ/(^o^)\
見た感じで無事なのは両手の薬指のみ。おそらくこのまま検証を続けてもたださらにボロボロになっていくだけだと思うので、今回の検証は5日目で終了したいと思います…。
ZINIPINをオフする(剥がす)方法
ZINIPIN公式では自爪とZINIPINの間にリムーバーを染み込ませたウッドスティックを入れてオフできると謳っています。

浮いているところからウッドスティックで剥がせばOKですよ。
ただしちょっと力を入れてみて「自爪も一緒に剥がれそうだな」と思ったり、浮いているところがない場合は無理に剥がそうとせず、普通のジェルネイルのようにオフすることをおすすめします。
ファイルで表面を少し削ってからジェルリムーバーをコットンに含ませアルミホイルを巻いて10分ほど放置。溶けたらウッドスティックとファイルでこそぎ落とせばOKですよ。
ZINIPINを実際に付けてみた感想
ZINIPINを実際に付けてみた個人的な感想を綴ります。
装着方法は
ZINIPINはシール自体が結構固めなので、よーくこすって密着させる必要があります。グリグリグリグリ、これでもかってぐらいこすり倒しましょう!
最初に貼るときにこすり、爪切りでシールを切ったあとさらにこすり、ファイルで整えたあともこすって…それから硬化させてくださいね。
付け心地は
光沢はジェルネイルと変わらず、強度も十分あります。が、検証結果を見て頂いてわかる通り割とすぐ浮いてしまいます。
浮いていないところはまったく問題ないのですが、浮いているところは髪の毛やタオルが引っかかってしまったり、なによりグリーンネイルの心配も…(グリーンネイルについて詳しくはこちら)。
付け方が間違っているとも考えにくい(説明書通りの付け方をした+同じネイルシールのohoraやジェラートファクトリーでは問題なし+現役ネイリストでジェルネイルの知識あり)ですし、付け心地については正直微妙なところです…。
持ちは
今回わたしは昼に装着し、その日の夜には数本が浮いた状態となってしまいました。さらに欠けなども多く見られ、残念なことに「持ちは普通のジェルネイルに比べてかなり悪い」と言わざるを得ません…。
どう頑張っても持ちはおそらく3日〜1週間が限界だと思うので、短期間の旅行などの際にはいいかもしれないですね。
オフ(剥がし方)の手軽さは
浮いている場合はウッドスティックで簡単に取ることができますが、浮いていなかったり自爪を一緒に剥がしそう…と不安な方はジェルネイルと同様ジェルリムーバーを使ってオフする必要があります。
とは言え普通のジェルネイルよりはすんなりオフできて楽ちんですよ。
まとめ
ということでZINIPINのメリットや付け方、実際の持ちやオフの方法までまるっと全部ご紹介しました。最後にまとめると、
- 付ける時はこれでもかって言うぐらいこする必要あり
- それでも浮いてしまう場合がある
- 割と簡単に欠けてしまう
- 持ちは通常のジェルネイルに比べ悪い
- オフは手軽
- 短期間の旅行の時などに良いかも
といったところ。
ZINIPINが気になっている方の参考になれば幸いです!
※本記事は現役ネイリストがZINIPINを実際に装着し検証した結果です。あくまで1回のみの検証であるという点ご了承ください。また、使用したZINIPINは2021年1月に購入したものです。